シネコヤの目指すこと

シネコヤが大切にする3つのこと

1
「だれかと映画文化に触れる」
その体験を街に残すこと

会ったことも、しゃべったこともない人と、その作品を一緒に楽しむこと。シネコヤは、それを価値あることだと考えます。DVDやデジタル配信で映画の楽しみ方は多様になったけれど、変わらない価値があることを伝えていきます。

2
映画館でもなく、ミニシアターでもなく、
やりたいのは「シネコヤ」

シネコヤは、既存の「映画館」という枠にこだわりません。 わたしたちは、「映画館をつくる」という敷居を、ぐっと下げるような方法をとります。映画館でも、ミニシアターでもなく、映画館という枠を飛び越えた、制度や文化を見据えた広い射程で事業を展開します。「シネコヤ」とは映画文化をつなぐ、新しいスタイルです。

3
それぞれの街に、それぞれの「シネコヤ」

ただ、映画を流すだけじゃない「映画+α」の仕組み。シネコヤが考える映画空間は、その街々によって違います。その「+α」 がつくり出す空間が、街の文化そのものになっていくこと。シネコヤがフォーカスするのは、映画空間が生みだす仕組みや文化そのものです。シネコヤの仕組みが、それぞれの街に広がっていくことを目指します。

運営会社:株式会社シネコヤ
代表者:代表取締役 竹中翔子

これまでの活動

2007年、歴史ある映画館「藤沢オデヲン」が閉館、
2010年、藤沢最後の映画館「フジサワ中央」が閉館しました。
各地で相次ぐ「街の映画館」の閉館。
映画を愛する人びとにとって、これほど寂しいことはありません。
ひとりの小さな想いからスタートした「シネコヤ」。

たくさんの人、場所、想いとの出会いから、大きな波となり、
今、シネコヤは、これまでの映画館とは全く違う、新たなスタイルに挑戦します。

略歴

2009年
藤沢市内のNPO法人事務所にて、パブリックドメイン作品を無料上映する「シネコヤ」を毎月2回、2年間に渡って開催する。
2012年
大島渚監督「戦場のメリークリスマス」「少年」の2作品の自主上映を企画開催。ゲストに小山明子氏を迎え講演会を行う。
2013年
NPO法人事務所が火災による建物全焼のため活動休止。
それをきっかけに、常設店舗展開へ向けNPOから独立。任意団体「シネコヤ」として活動を再開する。

鵠沼にあるレンタルスペース「IVY House」と出会い、会場とのコラボ企画「隠れ家シネマ」「鵠沼シネマ」を開催。映画にちなんだ「シネフード」や、映画に登場するアイテムをこっそり会場内に忍ばせるなど、遊び心をもった上映会を企画。〜2017年3月まで約3年間にわたり毎月上映会を開催する。
2016年
「シネコヤ」常設店舗に向けて、物件を探し始める。鵠沼海岸の元写真館カンダスタジオと出会い、クラウドファンディングなど寄付プロジェクトを立ち上げる。
2017年
多数の支援者に支えられ、ついに常設店舗「シネコヤ」をオープン。