2019年製作/136分/G/日本
2020年1月公開
(C)2019 Kaori Sakagami
公式サイト
「島根あさひ社会復帰促進センター」は、官民協働の新しい刑務所。警備や職業訓練などを民間が担い、ドアの施錠や食事の搬送は自動化され、ICタグとCCTVカメラが受刑者を監視する。しかし、その真の新しさは、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを日本で唯一導入している点にある。なぜ自分は今ここにいるのか、いかにして償うのか? 彼らが向き合うのは、犯した罪だけではない。幼い頃に経験した貧困、いじめ、虐待、差別などの記憶。痛み、悲しみ、恥辱や怒りといった感情。そして、それらを表現する言葉を獲得していく…。
監督メッセージ
刑務所が舞台ではあるけれども、刑務所についての映画ではありません。
犯罪者と呼ばれる人が主人公ですが、彼らだけの話ではありません。
他者の本音に耳を傾けることで、言葉を、感情を、人生を取り戻していく。
彼らも、私たちも、そこからしか出発できない。
犯罪をめぐる、四半世紀あまりの取材を通して実感してきたことです。
彼らの言葉に、じっと耳を傾けてみてください。
今まで見えなかった何かが、見えてくるはずです。
ライファーズ 罪に向きあう
(著者:坂上香)
取り返しのつかない罪を犯したとき、人は罪に向きあい、償うことができるだろうか。
米国アリゾナ州を拠点とする民間の更生団体アミティは、刑務所や社会復帰施設で更生プログラムを積極的に行ってきた。創設者をはじめスタッフの多くが元受刑者や元薬物依存者というユニークな団体である。友情や友愛を意味するアミティの活動の特徴は、刑罰でも矯正でもなく、語り合いを通して、生き方そのものを変革していくことだ。
著者がアミティを取材するうち、たびたび耳にする言葉があった。「ライファーズのおかげだよ。」
ライファーズとは、終身刑もしくは無期刑受刑者のこと。最も重い罪を犯した彼らが、アミティで自分の人生をさらけ出し、徹底的に罪に向きあっていく。そして、それを見た他の受刑者も、麻痺した心を開き、暴力への依存から自由になる道をともに模索していく。再犯の連鎖から回復の連鎖への転換がここにある。
刑罰の場である刑務所に友愛の空間を創造し、罪を償う仲間たちにエールを送る、ライファーズとは誰か。やがて釈放されたとき、社会とどのようにつながりあうのか。いくつもの重い扉を開き、償いと回復の道を歩き続ける、魂の旅の記録。
ライファーズ 罪に向きあう
(著者:坂上香)
取り返しのつかない罪を犯したとき、人は罪に向きあい、償うことができるだろうか。
米国アリゾナ州を拠点とする民間の更生団体アミティは、刑務所や社会復帰施設で更生プログラムを積極的に行ってきた。創設者をはじめスタッフの多くが元受刑者や元薬物依存者というユニークな団体である。友情や友愛を意味するアミティの活動の特徴は、刑罰でも矯正でもなく、語り合いを通して、生き方そのものを変革していくことだ。
著者がアミティを取材するうち、たびたび耳にする言葉があった。「ライファーズのおかげだよ。」
ライファーズとは、終身刑もしくは無期刑受刑者のこと。最も重い罪を犯した彼らが、アミティで自分の人生をさらけ出し、徹底的に罪に向きあっていく。そして、それを見た他の受刑者も、麻痺した心を開き、暴力への依存から自由になる道をともに模索していく。再犯の連鎖から回復の連鎖への転換がここにある。
刑罰の場である刑務所に友愛の空間を創造し、罪を償う仲間たちにエールを送る、ライファーズとは誰か。やがて釈放されたとき、社会とどのようにつながりあうのか。いくつもの重い扉を開き、償いと回復の道を歩き続ける、魂の旅の記録。
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