2016年製作/88分/G/アメリカ・デンマーク合作
2018年1月 日本公開
原題:David Lynch: The Art Life
(C)Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016
公式サイト
リンチが紡ぐ「悪夢」はどこから生まれるのか?
『ツイン・ピークス The Return』で再び世界を騒がせる、
映画界で最も得体の知れない監督―
その「謎」が「謎」でなくなる、かもしれない。
映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチ。1990年に放送され世界中でブームを巻き起こした伝説のテレビシリーズ『ツイン・ピークス』の続編『ツイン・ピークス The Return』(2017年)は、第70回カンヌ国際映画祭で特別上映され、世界中の人々を再び熱狂させている。
「その頃の僕の世界はとても小さく、近所の数ブロックに全てがあった」ハリウッドにある自宅兼アトリエで語られる過去。「恐怖が垂れ込める意地の悪い街」フィラデルフィアでの日常。その中に潜む「恐怖」「苦悩」は、まるでリンチ作品の登場人物のような姿で私たちの前に現れては消えていく。
才能を持て余した美術学生時代の「退屈」と「憂鬱」、
悪夢のような街フィラデルフィアの暮らしを
奇才デヴィッド・リンチが自らの口で語る。
カメラの存在を感じさせない25時間もの親密なインタビューを捉え、あえて謎解きを観客に委ねる構成に拘ったと話すのは、前作『リンチ1』(2007年)からリンチとの信頼関係を築いてきた本作の共同監督のひとり、ジョン・グエン。自作について多くを語ってこなかったリンチが、自分自身の人生について語るきっかけになったのは、2012年の末娘の誕生だったという。この映画は、人生を振り返る時期に来た父から幼い娘への贈り物でもあるのだ。
アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。
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