3.21 – 4.2『シネマ&フード写真展』
2023.02.24
『CINEMA & FOOD ー シネマ&フード』
その映画のパンフレットには、料理のレシピが載っていた
3.21 [tue] – 4.2 [sun]

渋谷「シネマライズ」のパンフレットには、
料理のレシピが載っていた…
1991年~2008年渋谷「シネマライズ」で公開された映画のパンフレットには、その映画をイメージした料理レシピのコーナー「映画を食卓に連れて帰ろう」が連載されていました。料理を手掛けていたのは、山田亮さん・ハギワラトシコさん)のケータリングユニットCUEL (キュール)。
大胆な発想と映画の世界観を大切にしたその料理は、時にビックリさせられるものも…。そんなあそび心満点の料理を写真に収めたのは、写真家・小泉佳春さん。その鮮やかな世界観は、美味しそうなだけでなく、まるで映画のワンシーンのよう。
連載期間の約17年間、当時のパンフレットに収められた料理60点が写真展で蘇ります。

会 場:シネコヤ1Fライブラリー ※3/27(月)28(火)休業
入館料:700円+1drink
※映画を鑑賞のお客様は、上記入館料はかかりません。
★4/2(日)15:00~
『シネマ&フード写真展』トークショー(※要事前予約)
トークゲスト:『シネマ&フード』展事務局
(赤澤かおり、小泉弘子、鈴木静華、土屋美和子)
※ご参加には、映画、または写真展の料金がかかります。
★書籍『シネマ&フード 映画を食卓に連れて帰ろう』30冊限定販売!

(KADOKAWA/2020年)
CUEL×小泉佳春さんによる書籍「シネマ&フード」(KADOKAWA/2020年)は連載されていたレシピと写真をまとめた一冊です。不運にも、発売後すぐにコロナ禍となり、また発売から少しして著者のハギワラトシコさんが倒れ、その後回復されることなくご逝去されました。
リアルなプロモーションはほとんど行えないままでしたが、3月25日に発売された本書は今年で3周年。『シネマ&フード』の写真と映画とフードをお楽しみいただけたらと思います。
『シネマ&フード』展事務局
*CUEL (キュール)
1981年、料理でパーティーをデザインするユニークなケータリングチームとして発足。東京を中心にショップのオープニング、新商品の発表会など流行最先端のスタイリッシュなパーティーのケータリングを行い時代の先頭を走り続けている。キュールとはCUE!から。CUE!の合図で世の中にパーティーを発信したい、という思いでつけられた名前。
*ハギワラトシコ
東京生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。インテリアスタイリストを経て1981年「キュール」に。ケータリングの仕事を始める。広告出版媒体で、イラストレーションの仕事も行っている。
*山田 亮 (1954〜2002年)
東京生まれ。CUELをハギワラトシコらとともに立ち上げ、その魅力的なアイディアでパーティーやケータリングを盛り上げた。ミュージシャンとしての一面も。
*小泉佳春 (1960〜2011年)
東京生まれ。上田義彦氏に師事した後、1991年独立。美しい写真と、やんちゃな人柄で愛された写真家。
3女の父でもある。40代になってからスノボのハーフパイプに挑戦したり、カラオケや日曜大工好き、の一面も。

お菓子研究家の福田里香さん 料理創作ユニットのGoma(アラキミカさん・中村亮子さん) により、CUEL (キュール)のレシピを再現!! シネコヤで映画を観ながら、写真展を見ながら… 特別メニューをお楽しみいただけます。


★スペシャルフードメニュー
トマト麻婆豆腐 『ブエノスアイレス』
豆入りマフィン 『ブロークバック・マウンテン』
※写真展、映画をご利用の方への提供となります。テイクアウトのみのご利用はできません。
※当日受付のみ。数量限定・売り切れ次第終了。※メニューは変更になる場合がございます。
*菓子研究家•福田里香&フードユニットGoma(中村亮子+アラキミカ)
2000〜2006年にかけて、Gomaと福田里香はCUEL(キュール)をトリビュートするフードイベントの数々を、CUELのハギワラトシコと山田亮が参加する形態で開催。全員が東西線沿線在住だったことから、コラボ名を「EAST-WEST KITCHEN LINE」と名乗る。鎌倉小町「カフェ ディモンシュ」でCUEL出演の幻の子供向けテレビ番組「パックンたまご」の上映会「CUEL トリビュートフード展」を皮切りに「ベトナム映画/青いパパイヤの香りとチェーの会」「インド映画/踊るマハラジャとオールナイトカリーブ(Calive)」「イギリス映画/ピーターラビットとイースター祭」等を開催し、池袋の映画館「シネマロサ」を中心に活動。今回、その縁でCUEL著『シネマ&フード 映画を食卓に連れて帰ろう』に掲載のレシピより、料理とお菓子を再現する調理を担当。

渋谷スペイン坂の先に建つミニシアター「シネマライズ」。1986年に開館、30年もの間『アメリ』『ポンヌフの恋人』など数々の《ミニシアター作品》を世に送り出し、2016年に惜しまれつつも閉館した。映画上映だけに留まらず、あらゆるカルチャーとのMIXを試みた発信地であった。
映画愛とあそび心に溢れた「シネマライズ」へのオマージュを込めて…。
その公開作の中から、シネコヤが5作品を厳選。期間限定の特集上映!

*上映作品:※期間中日替り上映
『トレイン・スポッティング』
1996年公開/93分/R15+/イギリス
ドラッグ、SEX、お金、そして仲間…ロンドンの街を疾走感あふれる映像でスタイリッシュに描く。若かりし頃の主演ユアン・マクレガーの坊主姿がサイコーにカッコイイ!
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』
2000年公開/105分/ドイツ・アメリカ・フランス・キューバ合作
音楽ドキュメンタリーは当たらない…という当時の常識を覆し《シネマライズ》で公開、大ヒット。ヴィム・ヴェンダース監督作。キューバの伝説的ミュージシャンたちを訪れ、コンサートに同行した記録映像が郷愁を誘う。
『ブンミおじさんの森』
2011年公開/114分/イギリス・タイ・ドイツ・フランス・スペイン合作
ある晩突然現れた、亡き妻の幽霊と過ごす数日。腎臓の病に侵されたブンミは、死期が近づいたことを感じ、森の中へと歩いていく…。哲学的な文脈で綴られる物語は、まるで夢の中のよう。2010年カンヌ映画祭パルムドール受賞作。
『ブエノスアイレス』
1997年公開/96分/香港
傷つけ合いながら惹かれ合う、自由奔放なウィンと、振り回されっぱなしのファイ。何度も別れてはヨリを戻している。これも”やり直す”ための旅だった…。トニー・レオンとレスリー・チャンのW主演がアツい!
『天使の涙』
1996年公開/96分/香港
顔を合わせることのない殺し屋の男に恋をした…香港のネオン街で織りなす、男女5人の恋と青春。90年代に日本で巻き起こったミニシアターブームを牽引する、ウォン・カーウァイ監督代表作。