2021年6月 公開
2019年製作/91分/オーストリア・ドイツ合作
原題:Space Dogs
(C)Raumzeitfilm
公式サイト
⚠︎ご注意⚠︎
本映画は都会で生きる”野生”の犬の視点で描かれています。
一部過度に残酷と感じられる可能性があるシーンがあることを警告します。
このようなシーンを好まない方はご鑑賞はご遠慮下さいますようお願い致します。
◆◆◆introduction◆◆◆
1950年代、東西冷戦の時代。ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。
世界初の“宇宙飛行犬”として飛び立ったライカは、かつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。
宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。
時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いている。そして街にはこんな都市伝説が生まれていたーーライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっているーー
本作は宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会を宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す、モスクワの街角と宇宙が犬たちを通して交差する新感覚のドキュメンタリー映画。
【スペース・ドッグとは?】
1950年代、東西冷戦の時代。ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。人間の宇宙飛行が可能か検証するために数十回に渡り、犬を宇宙空間へと送った。1957年、世界初の“宇宙飛行犬”として本作の主人公の一匹でもあるライカは人工衛星「スプートニク2号」に乗り込んだ。彼女は地球生まれの生物として初の軌道飛行を達成したが、生きて戻ることはなかった。死因は諸説あるが打ち上げ後のストレスと高熱が最も有力とされている。ライカとスプートニクに関しては数多の学術的検証がなされ、またこの伝説的な宇宙犬をモチーフとした物語が世界各国で生み出されることとなった。
◆◆◆店主のコラム◆◆◆
ドキュメンタリーを観ていると《寄り添う》という言葉が、ときどきフッと思い起こされる。
被写体に、あるいはそこで語られている物事やテーマに、《寄り添う》という言葉がぴったりくる。そういう類のドキュメンタリーがいくつかある。ここでいう《寄り添う》とは、とある主張を弁護するようなものではなく、横に座るというようなニュアンスのものだ。
『犬は歌わない』を観ている時に、この言葉が降りてきた。
原題“SPACE DOG”。その名の通り、旧ソ連の宇宙開発で実験台となったスペース・ドッグ…当時の実験映像と併せて、宇宙に放たれた野良犬たちの末裔かもしれない現在のロシア・モスクワの街で生きる野良犬たちの物語。
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