2023年2月 公開
2022年製作/107分/G/日本
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目の見えない人はどうやって
アートを見るのだろう。
恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。その日、作品を前に語られる言葉を聞きながら「全盲でもアートを見ることはできるのかもしれない」と思うようになった。そして自らあちこちの美術館の門を叩いた白鳥さんは、いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。それは、期せずして、目の見えるひとにとっても驚きと戸惑い、そして喜びを伴う体験であった。
本作は、そんな「全盲の美術鑑賞者」の20年を振り返り、その友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々を追い、彼らが紡ぎ出す豊かな会話を追ったドキュメンタリーである。
言葉は「見える」と「見えない」の
隙間を埋められるのか?
水戸から東京、新潟、そして福島へ。アート作品をめぐりながら、白鳥さんは渡り鳥のように旅をしていく。カメラは、その旅路や見えない日常を追いかける。そして、白鳥さん自身もデジタルカメラを手に持ち新たなチャレンジへ。すると何かが少しずつ変わっていって……。答えのない問いを胸に抱えながら、分断の時代を生きるわたしたち。アートの力とはなにか。障害とは何か。見えないからこそ見えてくるものはあるのか。異なる背景の人々が一緒に作品を見て、語りあう、その意味とは。
「見える」「見えない」、障害と健常、アーティストと鑑賞者といった「線」を超えようとする人々。他の誰にもなれない孤独な存在同士が織りなす静かな波を映し出す。
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