只今の映画

レンブラントは誰の手に

上映日程
2021年4月5日(月)〜4月30日(日)
[ 期間中休映日あり ]
▼スケジュールはこちら

2019年製作/101分/G/オランダ
原題:My Rembrandt
©2019DiscoursFilm
公式サイト


「事実は小説より奇なり」と言うが、そんじょそこらのフィクションよりも、圧倒的にドラマチックで面白いじゃないか、と思うドキュメンタリーがある。
本作も、その一つ。

バロック絵画を代表し、絶大なる人気を誇るオランダの巨匠画家レンブラント。貴族の家系に生まれ、レンブラントが描いた貴重な肖像画のある家で育った、若き画商ヤン・シックス。彼はある日、ロンドンの競売に出されていた「若い紳士の肖像」に目を奪われる。レンブラントが描いたものだと本能的に感じ、その絵画を安値で落札。本物か偽物か。本物であれば、巨匠レンブラントの知られざる新たな作品が発見されるのは44年ぶりとなるが…。

まるでサスペンスやミステリーのように、レンブラントの絵画をめぐるドラマチックな展開には思わず身を乗り出してしまう。はじめは登場人物たちがいかにレンブラントの絵が素晴らしいか…を語るインタビューが続くのだが、徐々にそれぞれの思惑や欲望が入り乱れ、サスペンス劇場を見ているような緊張感が漂い出す。絵画を取り巻くコレクター、研究家、美術館までもが動き出し、美術史のミステリーさながら真実が闇に消えていく。
そして、これが現実に起こっていることなのだと我に返った時、妙な高揚感と共に、このドキュメンタリーの面白さを心底感じるのだ。

(店主)

消えた名画 世界美術品犯罪史

昭和43年|ミルトン・エステロウ 著|朝日新聞社

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消えた名画 世界美術品犯罪史

昭和43年|ミルトン・エステロウ 著|朝日新聞社

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