2023年1月 公開
2021年製作/112分/G/インド・フランス合作
原題:Last Film Show
▶︎公式サイト◀︎
story
9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。
厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、ある日特別に家族で街に映画を観に行くことに。
人で溢れ返ったギャラクシー座で、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…
そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。
映画にすっかり魅了されたサマイは、再びギャラクシー座に忍び込むが、チケット代が払えずにつまみ出されてしまう。
それを見た映写技師のファザルがある提案をする。
料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。
サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが・・・
staff
監督・脚本はインドのグジャラート州出身のパン・ナリン。
BBCやディスカバリーチャンネルのドキュメンタリーを手掛けた経験を活かし、本作では自身の故郷であるグジャラート州でのロケを敢行。
大自然の音や光の撮影方法にこだわり、映画は映画館でしか観られなかった時代のゆったりとした時間の流れや、幼い頃の飽くなき探求心を、見事な美しい映像で表現した。
オーディションを勝ち抜いた主演のバヴィン・ラバリは、本作が演技初挑戦とは思えないような豊かな表情で、観客の心を虜にする。
父親役のディペン・ラヴァルやファザル役のバヴェーシュ・シュリマリ、
そしてサマイの仲間たちを演じた愛嬌溢れる子役たちも全員グジャラート州出身であることにこだわり、
監督の幼少期の思い出が詰まった故郷の、独特な雰囲気や風情を見事に再現した。
監督が敬愛するリュミエール兄弟、エドワード・マイブリッジ、スタンリー・キューブリックなど、
ちりばめられた数々の巨匠監督たちに捧げるオマージュを見つけるのも本作の楽しみ方のひとつ。
世界で一番の映画ファンだと語る監督が、世界中の映画ファンへ贈る映画へのラブレター。
今もなおインドに存在する階級制度や貧困というテーマを背景に、大きな夢を抱き未来を照らす光を追い続ける少年の姿に希望をもらえる、
宝箱のような感動作!
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