2020年製作/94分/日本
制作 EpocL
英題 Being
公式サイト
■製作意図
今回、製作のきっかけになったのは、あるテレビ番組の制作会議で出た「ゲイについての話は触れられないなぁ」という言葉。『ゲイ』は、特別枠なのか?と驚き、大きな違和感を覚えた。テレビ業界は、残念ながら遅れている、そんな感覚がある。
そもそも私たちは、様々なことを、一般的なイメージの『枠』に当てはめ、そのイメージで物事を語り過ぎてはいないか?多様性が叫ばれる昨今、その本質をどれだけ理解しているのだろうか?
今回製作する中で一番大切にしたのは、さまざまな人間がいて、例えば『ゲイ』と言っても、それぞれが違う、色んな意見を持つということだ。『性』も簡単に区切ることのできない多様さがあり、それはただ単に一人一人、自分自身『であること』だけが、答えなのだと思う。その生き方を目の当たりにし、無意識に区切っていた『枠』をとっぱらうことができれば、いろんなことがもっと自由になるのではないか。
とにかくできるだけ多くの方の話を、じっくりと丁寧に聞くことに焦点を当てた。そして自分自身「であること」を語る言葉には、詩のような美しさと強さがあると信じている。
■ストーリー
海外コーディネーターとして、テレビ業界で生きる西山ももこは、ふと日々の仕事の中で、疑問に思う。多様性が叫ばれる今、本当の意味でのダイバーシティとは何か、理解できているのだろうか…。
LGBTQだからと言ってみんな一緒とは限らない、様々な意見があるはずだ。
西山は『LGBTQ』にカテゴライズされている9人に、彼らが積み重ねてきた内省や思索を聞くべく、訪ね歩く。マイノリティという言葉を使うのが正しいのか?彼らが何を思い、どういう表現を嫌い、受け入れているのか?率直な疑問を投げかけ、9人の自分自身『であること』を聞くうちに、西山は疑問を持ち始める。社会を少しでも平等にしたいという思いもあって取材を始めたが、自分たちがやっていることは単なるお節介なだけなのではないのか…。
2020年8月の1週間、対話をくりかえす中で、「LGBTQ」「マイノリティ」「男と女」…様々な言葉で区別してきたものの境界線は、次第に曖昧になっていく。
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