2017.08.19
2009年/日本/106分/監督・プロデューサー・編集:海南友子
エグゼクティブプロデューサー:是枝 裕和
これは、気候変動に揺れる3つの島を見つめたドキュメンタリー作品だ。
南太平洋のツバル、イタリアのベネチア、アラスカのシシマレフ島。
主人公は、気候も文化も異なる島で、それぞれ故郷を愛して生きる人々の“普通の暮らし”だ。絆を育む祭りや、代々受け継がれてきた伝統工芸、食文化、水辺のゆったりとした生活。そのどれもが、今、気候変動によって失われる危険にある。
ナレーションやBGMをあえて入れない校正を選んだのは、彼らのありのままの暮らしのすばらしさを見てもらうため。
波や風の音に耳を済ませ、子供たちの輝く笑顔とともに、近いミライに消えてしまうかもしれない文化を味わう。気候変動がさらに深刻になったとき、私たちはそれを失うかもしれない―
私たちにできる第一歩はまず知ることだ。
■日時:8月19日(土)〜9月1日(金)※毎週水曜日定休
常時繰り返し上映を行っています。
■場所:1階奥貸本スペース