9.10[日]【Live】『オロ』上映&チベット音楽
2023.08.26

◯日程:9/10(日)
映画オロ&テンジン・クンサン-Live 空席できました。
映画のみご希望の方は、16時以降に空席があった場合に受付させて頂きます。
▶上映 :16:25~18:13
▶トーク :18:15~18:30
津村和比古撮影監督トーク
– 30分休憩 —
▶ライブ開始:19:00~
Tenzin Kunsang-テンジン・クンサン-Live
◯料金:
*映画+ライブ 一般:4,300円+1drink / 22歳以下:3,800円+1drink
*ライブのみ :2,800円+1drink
※各種会員割引はご利用できません。
◯Tenzin Kunsang-テンジン・クンサン:
チベット難民2世としてインドで生まれる。チベット亡命政府により設立されたチベット舞台芸術団Tibetan Insutitute of Performing Arts(TIPA)に所属し、歌唱、舞踊、楽器演奏、オペラ等の専門的なトレーニングを積み、チベット伝統芸能のあらゆる分野をカバーできるだけの鍛錬を積んできたチベット人アーティスト。2010年来日。長野県上伊那郡中川村在住。東京にてテンジン・クンサンチベット伝統音楽教室を主宰。ダムニェン(チベット弦楽器)、歌唱、ダンス等指導。チベットの心を歌うオリジナル曲に力を入れ、日本各地でライヴ活動を行っている。
2016年台湾の国立故宮博物館のチベット展オープニングセレモニーにて演奏。長野・伊那谷に住むアーティストと共にINADANIANとしても活躍。また、多民族芸能集団WATARAとしてチベットの音楽、舞踊を日本各地で披露し大好評を得る。
伝統に基づいた端正な演奏と柔らかく伸びやかな透明で温かい歌声は聴くものをチベット高原へと誘う。
◯上映作品:『オロ』

(2012年製作/108分/日本)
監督:岩佐寿弥 撮影監督:津村和比古
どんな時代、どんな民族も、おとなはこどもに未来を託してきました。受難がつづくチベット(注1)も例外ではありません。「しっかり勉強するんだよ」と母親に背中を押され、この映画の主人公オロがチベットから亡命したのは6歳のとき。いまはインド北部の町ダラムサラで、チベット亡命政府が運営するチベット子ども村(注2)に寄宿し、学んでいます。「なぜ母はぼくを異国へ旅立たせたのだろうか」。自力でその答え=生きる道を探し求めるオロの姿を一台のキャメラが撮影しつづけました。
映画の最後でオロは「それでも、ぼくは歩いていく」と決意します。現在のチベットをめぐる状況は、どんな時代、どんな社会と比較しても格別に悲しい。しかし、悲しみを乗りこえてオロがたどりつく決意は、21世紀という多難な時代を生きる「地球上のすべての少年」に共通するものです。チベットの少年と日本の老監督が紡ぎ出すこの物語は、暗闇に立つ一本のろうそくのように、私たちのこころに“生きる希望”を灯してくれます。
注1)受難がつづくチベット:
ヒマラヤ山脈の北側に広がる「世界の屋根」に存在したチベットは、いまは中国の一部になっている。1959年に指導者ダライ・ラマ14世が亡命、インド北部のダラムサラにチベット亡命政府を樹立した。現在のチベット難民数はインド・ネパールを中心に全世界で約15万人と言われている。
注2)チベット子ども村:
Tibetan Children’s Villages(略称TCV)。中国で危機に瀕するチベット語、チベット文化の教育機会をこどもたちに与えたいというダライ・ラマ14世の意向で1960年に設立された。現在はインド各地で7校が運営され、約15,000人が学んでいる。
◯ご予約:シネコヤ ☎0466-33-5393
LIVE 残3席
映画 満席