1977年|花神社|茨木 のり子 (著)
わたしの一番好きな詩。この詩に出会ったのは、高校生の時。それこそ感受性が一番豊かな時期に出会って、嬉しいことや悲しいことを全身で受け止めていたあの頃、この詩の最後の一文に雷を打たれたような感覚になったことを覚えています。「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」この詩の締めくくりは今でも私の心を引き締めます。詩は、読んだ人の心に寄り添うものだと思います。
そして現代詩において異例の大ヒットとなった、最果タヒ著「夜空はいつでも最高密度の青色だ」の映画版をお届けいたします。この映画もきっと誰かの心に寄り添うものなのだろうな。現代詩を映画化した新感覚の映像です。