今月の本

うちってやっぱりなんかへん?

2017年|偕成社|トーリル・コーヴェ (著),‎ 青木 順子 (翻訳)

作者はノルウェー出身で、アニメーション作家でもあります。本作も、アニメーションが元となり絵本となりました。
7歳の主人公の「わたし」は、両親が建築家で「ふつう」の家とはかなり変わった暮らしを送っています。おしゃれすぎる家、派手なワンピース、頼りにならないパパ、そしてへんてこな自転車…。彼女は悩みながらも、その「変わった」家と家族を少しずつ受け入れていきます。「他人とは違う両親と自分」を受け入れ、自分を受け入れていくこと。小さな女の子が自分やその周りを受け入れていって成長する姿が可笑しく、そして可愛らしく描かれています。

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